いくつか書いていた記事を削除したので、この記事が事実上の最初のものとなる。

先日、乃木坂46の永島聖羅さんが卒業した。
理由は詳らかにされていないものの、本当の理由は乃木坂46の組織の硬直化にあるものと推察される。
2011年に34名(早期活動辞退者を除く)の1期生でスタートした乃木坂46であるが、当初の計画ではシングル1作毎にメンバーが入れ替わるものとされていたものの、実際のところはシングルをリリースする度にメンバーは固定化されていった。その結果、14thまでに1期生メンバーの内10名が選抜に1回しか採用されていない。永島さんの卒業で選抜1回組の内半数にあたる5名が既に乃木坂46からいなくなってしまった。
私は経営の専門家ではないので単なる推測でこれを書いているのだが、交替があり得る組織で上位メンバーが固定化するとその組織は突然坂を転げ落ちるように衰退する。特に選抜基準が明確でない組織の場合は、上位メンバーはその地位にぬくぬくとし、下位メンバーはどのような努力をすればよいのかわからないため腐っていく。これは人間の心理として当たり前だ。
選抜メンバーを入れ替えられないのは、当初想定していたのよりも人気メンバーが固定化してしまい、言い方は悪いがその体制で売れてしまったため、運営としても売り上げを維持するためにはメンバーを入れ替えるリスクを取ることができなくなったためではないかと思う。
この状態で、これも理由は定かではないのだが、中心メンバーである深川麻衣さんの卒業が既に決まっている。深川さんの卒業により、おそらく高い年齢層のメンバーは近い将来に卒業せざるを得ないだろう。理由は全くないがそんな気がしてならない。そのとき何が始まるのか。私は先に書いたように急速な衰退だと思う。重ねて言うが根拠はない。
選抜1回メンバーは2期生を含めて7名、選抜されたことがない2期生が7名。乃木坂は現在3期生の募集を行っている。3期生が何名採用されるのかはわからないが、未選抜の2期生と3期生全員を思い出選抜として選抜メンバーに登録することは乃木坂の残り寿命を考えると難しいだろう。
選抜メンバーの高齢化と併せ、昨今急上昇した茶髪率も考慮すると、乃木坂のアピールポイントである清楚感は後輩の欅坂46に対し明らかに劣後している。同じく5th希望初選抜組の伊藤寧々さんも既に卒業している今、虹と太陽の2人を失った乃木坂はどうなっていくのだろうか。誰かがYouTubeにアップしていた乃木坂46時間TVの君の名は希望を見ていてふと上記のようなことを考えた。

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