家内が図書館で借りてきたひろさちやさんの「やまと教」という本を今日何気なく読んでいたら、いろいろ気づかされることがありました。
内容については実際に本を読んでいただきたいのですが、ひろさちやさんはこの本の最後の部分でやまと教の教義は「やさしさ、まこと、とも生き」だと結論付けています。何だか聞いたことがある言葉たちだなと思ったら、これは欅坂の「謙虚・優しさ・絆」そのものなのでした。
乃木坂の「努力・感謝・笑顔」もいい言葉だと思いますが、多分に買い手(ファン)を意識した職業人の掛け声であり、欅坂のものは私人としての日本人の生き方を表しているように思えます。
選抜、非選抜の厳しい競争の中で、ファンから人気を獲得したものが生き残っていくのが乃木坂のスタイルであり、多少の経緯はあったものの21人がお互いに助け合いながら作品を作り上げていくのが欅坂のスタイルなのでしょう。どちらが優れているというものではないにしても、もし同じ結果が得られるのならば欅スタイルの方が、より日本人の感性に近いような気がします。

今日の幕張の握手会では複数のメンバーが体調不良で休まれたようです。ネットでは体調の回復を祈る意見より、糾弾に近い表現の意見が目立っているように感じました。もちろん、そのような品位のない人たちが声高に叫んでいるのがどうしても目に付きやすいのがネットだとしても、日本人らしいやさしさがあまりにも足りなさ過ぎる気がしました。

このような状況を見ていると、今回のひらがなけやきの追加募集で何人のメンバーが増えるのか、そして一体どのような体制で今後の活動を行うのか、それが全体にどのような影響を与えるのか興味深いところです。一方の乃木坂も、三期生の加入でより先行きの不透明感が増しました。
調和のとれた幸せな世界になることをファンとしては祈るばかりです。

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