生駒里奈さんの卒業が1月31日に発表されました。
正直なところ大きな驚きはありませんでした。最近の握手会の欠席率を見ていると、何かが起こっているのは外部からも明らかでした。
初期からのファンの目で今回の卒業を考えてみると、乃木坂初期のセンターを勤めた極めて重要なメンバーを失うことになります。しかし、ガルル以降は11作目の太陽ノックも含めて、外部(イコールにわかファン)の視点では乃木坂内での存在感は薄れていったものと考えられます。外仕事も多く忙しい彼女は選抜3列目が定位置になり、それが、選抜メンバーを並べた時のあたかも彼女の評価であるような印象を与えていました。
しかし、彼女の真価は握手会や選抜序列では語れないところにあったと思います。実際に、もし初期の乃木坂に彼女が居なければ、乃木坂46というグループは焦点がぼやけた単なる美人グループに終わったかもしれません。乃木坂という空間を時には先導し、時には俯瞰する立場で作り出し改革していったのが彼女の役割だったのだと思います。
彼女の卒業で乃木坂が全体として変化することはないと思われます。しかし、最大のリーダーシップを持ったメンバーが抜けることで、乃木坂の統一性が散漫になる可能性があると考えています。今後しばらくの乃木坂の活動のあり方が、将来の乃木坂の運命を決することになるでしょう。
私は悲観してはいませんが、楽観もしていません。私の現在の展望はニュートラルの位置にあります。
一言だけ付け加えたいことがあります。このブログで何度も言っているように、卒業センターを私は望みません。センターはそのグループの未来を予想させるメンバーに担当させるべきで、名誉職ではないと考えるからです。

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