Infoseekにまとめられているニュースの見出しの中に「告発者の”狂言”で幕引き図る」というのがあり、実際の内容はここで書きたいこととは何の関係もないよその国の話だったのですが、この見出しを見て真っ先に思い浮かべたのが新潟を本拠とする某アイドルグループのことでした。折しもネットではその見出しを連想させるようなニュースが駆け巡っており、当事者(の管理者側)の思惑とは全く異なる展開を望んでいる常識的な世間の感心は、もはや一地方都市の一アイドルグループの問題に留まってはいないと感じています。
以前中東かどこかの国で性的暴行を受けた女性が罰せられたという信じがたいニュースを見たことがあり、そんな馬鹿なと思っていた私ですが、今回の顛末はこの日本という国でも同じレベルの信じられないことが起こりつつあると思わざるを得ません。もちろん事実が全て詳らかにされていない状況では憶測の部分も多いのですが、事件から相当な時間が経過しても情報がほとんど出てこないのは、当事者(の管理側)が事件の風化を狙っているように思えてなりません。
私はジェンダー差別だとかアイドルという職業がどうだとか、そういう視点で物事を考えられるほど利口ではありませんので、普通の世間のそこらへんを歩いている平均的な人間として今回の事件の異常性を大いに危ぶんでいます。女性が安心して仕事や生活ができる世界を実現するには、労働者を奴隷のように扱う資本家とその手先である支配者層の問題だけでなく、女性の直接の危険因子となる消費者という名の一部のアウトサイダーやモンスターの存在の排除なくしてなし得ないことであるため、多くの叡智を集めて解決すべき社会的問題であるという認識を持ち行動すべきだと思います。すなわち、対価は価値のあるものに対して支払うべきで、反社会的な組織やその行動・活動に対して支払うことは、それに加担しているということを意味すると知るべきであり、それが理解できない者にはそれを知らしめるべきなのです。

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