TryAgainその後
2019年4月10日 その他のアーチストTrySailの最新アルバムTryAgainの記事を少し前に書きました。そして、1曲目のTryAgainの音量の分析の記事も書きました。それを踏まえてアルバム全体を何度も聴き直した感想を書きます。
1.TryAgain
完全に歌声が大音量の楽器に埋もれている。加えて歌声のリニアリティが相当程度失われているため絶望的に歌声を楽しむことができない。
2.WANTED GIRL
前半は歌声が聞こえるが、後半はギターの音がうるさすぎて、歌声が埋もれている。
3.Truth
ベースの音のように聞こえるが、これがビーンという響きを常に長引かせているので歌声に集中できない。また途中にモノラルで遠くから歌うように歌声を加工している部分があるがこれは意味がない。
4.Believe
これもベースの音がうるさすぎる。本物のベース(といっても電気的な音なのは同じだが)ならこれほど音の切れが悪すぎることがないので聴けるかもしれないが、この曲のベースには大きな濁りがある。歌声のリニアリティはそれなりに感じるのが救われる部分か。
5.Take a step forward
低音で弱くブーブー鳴っている効果音を含め雑味が多すぎる。音声のリニアリティは中程度。この曲はTrySailが歌う必要があるのかと思う。
6.未来キュレーション
あまり耳障りでないベースとドラムの音が中心であり、歌声のリニアリティもそれなりにあるのはいいところ。一瞬伴奏がなくなった瞬間でも何らかの音なのか振動なのか響いているものがあり、静寂から歌声が浮かび上がってくるという印象は感じられない。曲が優秀なのに残念なところ。
7.CODING
逆再生による効果音が大変に不快。4つ打ちか8つ打ちか分からないが、ドンドンというリズムを取る意味がわからない。歌声のリニアリティは高く、アレンジを変えれば優れた曲になる可能性が高いと思われる。
8.SUNSETカンフー
この曲の存在意義が分からない。要るのか、これ。何かのアニメの歌なのかも知れないが、これがあることでアルバムとしての統一感が損なわれている。個人的にはこの曲を飛ばせばよいだけだが、アルバム全体として最も残念な点。
9.散歩道
この曲は名曲だと思う。しかし、他の曲と同様に常に伴奏の楽器の余韻が途切れなく残っているので、美しい歌声を相当程度スポイルしている。2nd TourのBDで聞いたときはそれ程楽器の悪影響を感じなかったので、やはり音声と伴奏のレベルのミックスが適切でないのだろう。伴奏のレベルを下げればよくなるはず。
10.Make Me Happy?
この曲も名曲だと思う。強いドラムの音がもう少し弱ければバランスが良いのにと思う。この曲の歌声のリニアリティが不自然なのが不思議なところ。加工する必要があるのか。タイトルの?マークの必要性について私は疑念を持っている。なくてよいのでは。実現の可能性が低い願望の気持ちを含むなら、歌詞では Wish!! に続いているので、(I) wish you made me happy. あるいは絶対そうしてほしいなら (I) wish you to make me happy. ではいかが。ただ、後者だと命令口調になってしまう。まあ、Would you like to make me happy? か I am wondering if you could make me happy. なのかな。どうでもいいけれど。並列するように歌詞にある Won’t you make me happy? なんだとしたら Won’t you は省略できるのかなあ、どうだろう。
11.またね、
文章の終わりに「、」だとか名詞+「。」だとかはもう慣れた。静寂から歌声と楽器の音が浮き上がってくるという理想形には今一歩だが、各構成の前半のところはかなりそれに近く、歌声のリニアリティも高く好ましい。
12.azure
マイクロソフトのソフトウエアの名称が真っ先に思いつくのでそれを頭から振り払って聴くと名曲だと思う。この曲ももう少し伴奏の音量が小さければとは思うが、歌声のリニアリティが高くてよく聞き取れるので全体としては悪くない。
ということで、最終的に私のWalkmanからはCODINGとSUNSETカンフーは削除されました。
全体的にミキシングに不満がありますので、次作があるとしたら、十分試聴してから購入するかどうかを決定したいと思います。
(3299)
1.TryAgain
完全に歌声が大音量の楽器に埋もれている。加えて歌声のリニアリティが相当程度失われているため絶望的に歌声を楽しむことができない。
2.WANTED GIRL
前半は歌声が聞こえるが、後半はギターの音がうるさすぎて、歌声が埋もれている。
3.Truth
ベースの音のように聞こえるが、これがビーンという響きを常に長引かせているので歌声に集中できない。また途中にモノラルで遠くから歌うように歌声を加工している部分があるがこれは意味がない。
4.Believe
これもベースの音がうるさすぎる。本物のベース(といっても電気的な音なのは同じだが)ならこれほど音の切れが悪すぎることがないので聴けるかもしれないが、この曲のベースには大きな濁りがある。歌声のリニアリティはそれなりに感じるのが救われる部分か。
5.Take a step forward
低音で弱くブーブー鳴っている効果音を含め雑味が多すぎる。音声のリニアリティは中程度。この曲はTrySailが歌う必要があるのかと思う。
6.未来キュレーション
あまり耳障りでないベースとドラムの音が中心であり、歌声のリニアリティもそれなりにあるのはいいところ。一瞬伴奏がなくなった瞬間でも何らかの音なのか振動なのか響いているものがあり、静寂から歌声が浮かび上がってくるという印象は感じられない。曲が優秀なのに残念なところ。
7.CODING
逆再生による効果音が大変に不快。4つ打ちか8つ打ちか分からないが、ドンドンというリズムを取る意味がわからない。歌声のリニアリティは高く、アレンジを変えれば優れた曲になる可能性が高いと思われる。
8.SUNSETカンフー
この曲の存在意義が分からない。要るのか、これ。何かのアニメの歌なのかも知れないが、これがあることでアルバムとしての統一感が損なわれている。個人的にはこの曲を飛ばせばよいだけだが、アルバム全体として最も残念な点。
9.散歩道
この曲は名曲だと思う。しかし、他の曲と同様に常に伴奏の楽器の余韻が途切れなく残っているので、美しい歌声を相当程度スポイルしている。2nd TourのBDで聞いたときはそれ程楽器の悪影響を感じなかったので、やはり音声と伴奏のレベルのミックスが適切でないのだろう。伴奏のレベルを下げればよくなるはず。
10.Make Me Happy?
この曲も名曲だと思う。強いドラムの音がもう少し弱ければバランスが良いのにと思う。この曲の歌声のリニアリティが不自然なのが不思議なところ。加工する必要があるのか。タイトルの?マークの必要性について私は疑念を持っている。なくてよいのでは。実現の可能性が低い願望の気持ちを含むなら、歌詞では Wish!! に続いているので、(I) wish you made me happy. あるいは絶対そうしてほしいなら (I) wish you to make me happy. ではいかが。ただ、後者だと命令口調になってしまう。まあ、Would you like to make me happy? か I am wondering if you could make me happy. なのかな。どうでもいいけれど。並列するように歌詞にある Won’t you make me happy? なんだとしたら Won’t you は省略できるのかなあ、どうだろう。
11.またね、
文章の終わりに「、」だとか名詞+「。」だとかはもう慣れた。静寂から歌声と楽器の音が浮き上がってくるという理想形には今一歩だが、各構成の前半のところはかなりそれに近く、歌声のリニアリティも高く好ましい。
12.azure
マイクロソフトのソフトウエアの名称が真っ先に思いつくのでそれを頭から振り払って聴くと名曲だと思う。この曲ももう少し伴奏の音量が小さければとは思うが、歌声のリニアリティが高くてよく聞き取れるので全体としては悪くない。
ということで、最終的に私のWalkmanからはCODINGとSUNSETカンフーは削除されました。
全体的にミキシングに不満がありますので、次作があるとしたら、十分試聴してから購入するかどうかを決定したいと思います。
(3299)
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