何だかんだ忙しかったり、体調のこともあって進んでいなかった源氏物語原文通読ですが、昨日「胡蝶」まで読みました。「玉葛」(たまかづら)の途中から再開して、「初音」(はつね)、「胡蝶」(こてふ)まで来て玉上琢彌訳注角川文庫源氏物語付現代語訳第四巻は終了しました。
この部分はいわゆる玉葛系の物語ということで、源氏物語が複数の作者によって書かれた、ないしは異なる時期に書かれたとされる実質的始まりの部分にあたるのですが、玉葛の前半部は読んでいてすぐ気づくようにそれまでの部分とは異なる言葉遣いであり、上記の説をなるほどなと実感できるところです。ただ、玉葛の後半部の源氏が登場するあたりからは源氏物語主流の流麗な言葉遣いに変わり、この部分は紫式部によって書かれているのではないかと私は素人ながらに感じています。
胡蝶のところで玉葛に対していろいろな求婚者が現れるのですが、既に通読を経験している身としては、話の落ちを知っているのでわくわくできないものの、これから初めて読まれる読者のためにネタばれになるコメントは自粛しておきます。
皆さんも、偏見を持たずに源氏物語を読んでみませんか。きっとこれまでとは違う世界が広がると思います。
(3771)
この部分はいわゆる玉葛系の物語ということで、源氏物語が複数の作者によって書かれた、ないしは異なる時期に書かれたとされる実質的始まりの部分にあたるのですが、玉葛の前半部は読んでいてすぐ気づくようにそれまでの部分とは異なる言葉遣いであり、上記の説をなるほどなと実感できるところです。ただ、玉葛の後半部の源氏が登場するあたりからは源氏物語主流の流麗な言葉遣いに変わり、この部分は紫式部によって書かれているのではないかと私は素人ながらに感じています。
胡蝶のところで玉葛に対していろいろな求婚者が現れるのですが、既に通読を経験している身としては、話の落ちを知っているのでわくわくできないものの、これから初めて読まれる読者のためにネタばれになるコメントは自粛しておきます。
皆さんも、偏見を持たずに源氏物語を読んでみませんか。きっとこれまでとは違う世界が広がると思います。
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