平成から令和に変わり、世の中はますます貧困と格差の問題が大きくなるように思います。また、合意なき決定に象徴される無意味なオリンピックの開催により、日本が不良資産を抱える程度は更に増大することが予想されます。大阪ではこれまた無意味な万博が予定されています。確実に破綻への道を正確に辿っていることは間違いありません。乃木坂がそうであるように、日本の社会もこれからは過去に見たような発展はあり得ないのですから、キリギリスの欲望を抑え、アリの倹約さを第一にすべき時が来ているようです。
そんな中で、日本の平均寿命は現在のところ延びており、高齢化がますます進むらしいですが、同じように今のところ生きている私も1年に一つずつ年を取るという至極当たり前の状況下にあります。どこかで読んだのですが、人間は二十歳位までに聞いた音楽の記憶の中から大きく逸脱する新しい音楽を聴くことはせず、特に三十三歳程度以降は全く新しい音楽を受け入れないようになるらしいです。
それらの事実に抗うように私は新規の音楽に貪欲でありたいといつも考えており、新しい世界を求めて日々ネットを彷徨っています。その時にやはり最後の最後で決定的なハードルとなるのは、購入するかどうかという点です。将来を考えると支出は抑えたい、しかし投資をしなければ発展はない。リスクとリターンの狭間で悶絶する日々を過ごしているのが最近の状況です。
さて、そんな中、一大決心をして夏川椎菜さんの新しいミニアルバムである「Ep01」を購入しました。音楽配信サイトであるmoraで試聴した限りにおいては、前作「ログライン」と同じかそれ以上のがしゃがしゃ系音楽に聴こえましたので、ああまた外れを引く可能性が高いなと思いながらもポチりました。その結果をここに記そうと考える次第です。
いつものように結論から言うと、少なくとも失敗ではない。むしろ期待以上であるという印象を持ちました。確かに5曲中の後半2曲「キタイダイ」と「ロジックルーパー」は元気のある曲ですが、楽器は音量は大きくても何故か柔らかな印象があり、確かに楽器の音量に埋もれてはいるものの椎菜さんの歌声は何とか聞き取れるレベルです。前半3曲「ワルモノウィル」「グルグルオブラート」「HIRAETH」はいくらか優しい曲調であって椎菜さんの声もよく聞こえます。いや音量レベルの問題は本質ではなく、この何だかよくわからない雑多な並びの中にも実は深い調和が隠されているような気がしてなりません。うまく説明できないのですが、明らかにそのような破綻のない一つの世界を感じました。
この感覚が単に贔屓目の誤りなのか、悟性から帰結される正解なのかは理性の世界に存在する私には判断できません。カントが言うところの「仮象」なのかもしれません。
あまりネットでの評判が出ていませんので、皆さんのご意見も拝聴したく思います。まあ、それによって私の判断が変わることは万が一にもあり得ないのですが。
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そんな中で、日本の平均寿命は現在のところ延びており、高齢化がますます進むらしいですが、同じように今のところ生きている私も1年に一つずつ年を取るという至極当たり前の状況下にあります。どこかで読んだのですが、人間は二十歳位までに聞いた音楽の記憶の中から大きく逸脱する新しい音楽を聴くことはせず、特に三十三歳程度以降は全く新しい音楽を受け入れないようになるらしいです。
それらの事実に抗うように私は新規の音楽に貪欲でありたいといつも考えており、新しい世界を求めて日々ネットを彷徨っています。その時にやはり最後の最後で決定的なハードルとなるのは、購入するかどうかという点です。将来を考えると支出は抑えたい、しかし投資をしなければ発展はない。リスクとリターンの狭間で悶絶する日々を過ごしているのが最近の状況です。
さて、そんな中、一大決心をして夏川椎菜さんの新しいミニアルバムである「Ep01」を購入しました。音楽配信サイトであるmoraで試聴した限りにおいては、前作「ログライン」と同じかそれ以上のがしゃがしゃ系音楽に聴こえましたので、ああまた外れを引く可能性が高いなと思いながらもポチりました。その結果をここに記そうと考える次第です。
いつものように結論から言うと、少なくとも失敗ではない。むしろ期待以上であるという印象を持ちました。確かに5曲中の後半2曲「キタイダイ」と「ロジックルーパー」は元気のある曲ですが、楽器は音量は大きくても何故か柔らかな印象があり、確かに楽器の音量に埋もれてはいるものの椎菜さんの歌声は何とか聞き取れるレベルです。前半3曲「ワルモノウィル」「グルグルオブラート」「HIRAETH」はいくらか優しい曲調であって椎菜さんの声もよく聞こえます。いや音量レベルの問題は本質ではなく、この何だかよくわからない雑多な並びの中にも実は深い調和が隠されているような気がしてなりません。うまく説明できないのですが、明らかにそのような破綻のない一つの世界を感じました。
この感覚が単に贔屓目の誤りなのか、悟性から帰結される正解なのかは理性の世界に存在する私には判断できません。カントが言うところの「仮象」なのかもしれません。
あまりネットでの評判が出ていませんので、皆さんのご意見も拝聴したく思います。まあ、それによって私の判断が変わることは万が一にもあり得ないのですが。
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