長濱ねるさんの「平和へのメッセージ」動画がNHKのホームページで閲覧可能になっています。久しぶりに話すねるさんを見ました。あの優しい語り口はそのまま変わっておらず安心しました。
「一緒に私たちで未来を作っていきたいと思います」という言葉が印象的でした。未来は自分(たち)の手で作るものだという認識が今の若い人たちに確かにあるのだと確認できて、今日まで紆余曲折がありながらも戦争のない国を維持してきた私たちの年代もそろそろ若い人たちをアシストする立場になっているのだと感じました。
ねるさんのメッセージ動画とは関係なく、また平和を願う気持ちに水を差すつもりはありませんが、特に原爆に関する報道を見ていると、原爆の根絶と平和であることと戦争がない世界という3つの異なる概念を混同しているように思われます。お互いに関係はありますが、兵器と平和と戦争はその他の重要な基本である人権や幸福や安心とともに協調してバランスを取りながら考えていかなければならないものでしょう。原爆がなくなることがそのまま平和であるというような安易な主張をし部分的にだけ反対を唱えて、それを認めない意見を攻撃する者には目的がどこか別の場所にあると考える方が蓋然性があります。このような悪意のある、または短絡的な意見に惑わされることなく、等しく幸せが訪れることを目標とした世界の緻密な設計図に従って未来を作っていくことが必要なのだと思います。

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