「成功の定義」についてブログを書こうと思っている内に、次のブログ「本当にダメ人間?」が来てしまったので、うれしいやら残念やら。
まず、中元日芽香さんの文章は私にとってはまるでゆりかごのような心地よさに溢れたものでして、読みながら眠ってしまいそうになります。私の文章は磨いていない花崗岩のようなごつごつのものなので、彼女の文章は憧れです。
さて、彼女のメモの謎2つに解釈を与えましょう。
まずは一つ目の「笑顔でなくてもこころは癒されている」はもともと表情が豊かでない人でも、何かその人のこころの琴線に触れることがあったとき、笑顔にはならなくてもこころが満たされている状態ということではないでしょうか。普段不愛想な人が何かの会話の後にこんなのあるんですよと言って貴重な資料を見せてくれたりすることを何度か経験しているのですが、何となくそれに近いシチュエーションではないかという気がします。
もう一つの「あたたかい無視を」は、おそらく何かを人に頼んだときに、逐一観察や監視やチェックをするのではなく、完了するまで信頼して任せろという意味でしょう。あえて見ないふりをするのも重要なときがあります。口出ししないことは、その人の活動の自由度を高めることであり、同時に確かな結果を出してくれることを信じているということです。自由にさせるととんでもないことになるのが予想されるときにはとても「あたたかい無視」などしていられなくて、私はいろいろ指示するのは面倒なたちなので、そんな人は「冷たく無視」します。だから私に相談や指示されない人は私に信用されていない人であることと同値です。この私の「冷たく無視」は徹底的で完璧です。例外はないと考えてよいでしょう。
ところで彼女がオンラインで一対一のカウンセリングをしているというのは、ウィズコロナ・アフターコロナの時代を考えると著しく先見の明があったというべきです。今後しばらくの間は少なくともこのような形でなければ事業は成り立たないことが予想されます。今、GO TO トラベルの期間中ですが、何度もこのブログで書いているように、コロナで潰れる業種はいずれ潰れるのであって、転業までのモラトリアムの期間に死なないように補助する事業はあり得ても、旧に復させようと考えるのはばかげていますし、税金の有効な使い方ではありません。むしろオンラインでできる事業へシフトできるよう補助するべきであると思います。
新しい生活様式は社会の構成メンバー全員に必須で、これなくして経済の継続はあり得ないでしょう。私だけは大丈夫だとか、我慢できないだとかは何の言い訳にもならず、この世に生きとし生けるものすべてが新しい生活様式に従わなければ死滅する将来が待っているだけです。ワクチンがあるいは救世主になるかもしれませんが、たとえこれがなくても生活スタイルを変えれば生きていけるのですから、こんなに容易いことはありません。ただまずは全国民に、より科学的な思考能力を身に着けさせる必要はあるかもしれません。科学教育をないがしろにして来た付けが日本の将来を暗くするのだとすれば、これまで教育に携わって来た者すべてを極刑に処す必要があると思います。

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