8月19日の当ブログの記事にこれまでの科学技術教育の問題のことを書きました。ただ、その時は思うに任せて勝手なことを書きましたので、昨今の教育に関する状況を少しだけ調べてみました。
意外だったのは、既にGIGAスクール構想というのがあって、2023年度までに一人一台のコンピュータを配備する計画になっているようです。
ちなみに学習年齢の各年齢別の人口は2019年のデータで見ると、だいたい1学年100万人程度(外国人除く)のようですので、小学生から高校生までの12学年の人口がおよそ1,200万人。パソコンの初期投資が1台50万円として、総額6兆円程度でしょうか。2020年度の日本の国家予算が100兆円のオーダーですから、今すぐ一人一台でも実現できそうです。(ちなみに話題の予備費は10兆円)
問題は先生が使いこなせるかどうかということらしいのですが、大学を卒業して就職し給料をもらっている先生が今どきパソコンを使えないはずはないので、プログラミング教育だとか、コンピュータサイエンス最前線の教育を行うのでなければ誰でも可能なはずです。
昨今、インターネットで検索して資料を集めるというのは当たり前の準備作業であって、コンピュータを用いない学習が成立していることが既に周回遅れの様相なので、一秒でも早く実現するのが望ましいですね。いつでも何度でもPCR検査とか国民全員に定期的にPCR検査を行うなどという非現実的で無駄なことに予算を使うのなら、パソコンの配布に力を入れた方が余程日本のためになると考えます。
敢えて私の経験で言うなら、パソコンは一人一台ではなく、少なくとも1年から2年程度に一台は新しいものを個人的に入手して、最新の環境を試してみるくらいのことを行った方がよいと思いますし、スマートホンやタブレットも併用するのがより効果的だと思います。
貧しくなった日本の家庭では、パソコンを買えないという話も聞きますが、本当ですか。メガキャリアのスマホの通信料金が払えるのにパソコンを買えないというのは理解不能です。個人で買うなら維持費はほとんどないので先ほどの1台50万円などということはなく、10万円~20万円程度で上等なパソコンが入手できるはずです。
まずはハードウェアを整備して、パソコンを使えない教師は置いておいて、そのあたりの補助は退職した元技術者を雇えばいいのではないでしょうか。ちょろいことのように思えますが、どこかに落とし穴があるのでしょうか。元技術者はパソコン補助だけではもったいないので、科学技術教育そのものを任せてしまえばよいという気もしないではありません。
パソコンを使うことがすべてではありませんが、道具を使えてこそ獲得できる知識もあるはずです。GO TOトラベルよりも、国民悉皆PCR検査よりも教育にこそ注力すべきではないでしょうか。
(8718)
意外だったのは、既にGIGAスクール構想というのがあって、2023年度までに一人一台のコンピュータを配備する計画になっているようです。
ちなみに学習年齢の各年齢別の人口は2019年のデータで見ると、だいたい1学年100万人程度(外国人除く)のようですので、小学生から高校生までの12学年の人口がおよそ1,200万人。パソコンの初期投資が1台50万円として、総額6兆円程度でしょうか。2020年度の日本の国家予算が100兆円のオーダーですから、今すぐ一人一台でも実現できそうです。(ちなみに話題の予備費は10兆円)
問題は先生が使いこなせるかどうかということらしいのですが、大学を卒業して就職し給料をもらっている先生が今どきパソコンを使えないはずはないので、プログラミング教育だとか、コンピュータサイエンス最前線の教育を行うのでなければ誰でも可能なはずです。
昨今、インターネットで検索して資料を集めるというのは当たり前の準備作業であって、コンピュータを用いない学習が成立していることが既に周回遅れの様相なので、一秒でも早く実現するのが望ましいですね。いつでも何度でもPCR検査とか国民全員に定期的にPCR検査を行うなどという非現実的で無駄なことに予算を使うのなら、パソコンの配布に力を入れた方が余程日本のためになると考えます。
敢えて私の経験で言うなら、パソコンは一人一台ではなく、少なくとも1年から2年程度に一台は新しいものを個人的に入手して、最新の環境を試してみるくらいのことを行った方がよいと思いますし、スマートホンやタブレットも併用するのがより効果的だと思います。
貧しくなった日本の家庭では、パソコンを買えないという話も聞きますが、本当ですか。メガキャリアのスマホの通信料金が払えるのにパソコンを買えないというのは理解不能です。個人で買うなら維持費はほとんどないので先ほどの1台50万円などということはなく、10万円~20万円程度で上等なパソコンが入手できるはずです。
まずはハードウェアを整備して、パソコンを使えない教師は置いておいて、そのあたりの補助は退職した元技術者を雇えばいいのではないでしょうか。ちょろいことのように思えますが、どこかに落とし穴があるのでしょうか。元技術者はパソコン補助だけではもったいないので、科学技術教育そのものを任せてしまえばよいという気もしないではありません。
パソコンを使うことがすべてではありませんが、道具を使えてこそ獲得できる知識もあるはずです。GO TOトラベルよりも、国民悉皆PCR検査よりも教育にこそ注力すべきではないでしょうか。
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