突然思いました。
久保史緒里さんは乃木坂を私物化しているのではないかと。
非難しているのではありません。乃木坂を作り上げた1期生はもうすぐ主力でなくなります。2期生以降も現在の乃木坂を作り上げてきたメンバーであることはもちろん承知していますが、やはり1期生の個々のメンバーの強烈な個性が今の乃木坂を形作っていることは間違いありません。その主力がなくなったとき、それを継承するのではなく、「私の乃木坂」を作るメンバーがなければ、乃木坂は日本の社会のようにじり貧にならざるを得ません。そうならないためには乃木坂を私物化するメンバーが必要だと思うのです。
その意味では例えば林瑠奈さんはその最右翼にいるのではないでしょうか。まだ彼女について知らないことが多すぎるので結果の保証はできません。ただ、彼女が今の「新4期生」の「特別な」立場ではなく、ただの「乃木坂46メンバー」になった時にもこのパワーを継続できるなら一つの希望として考えていいのではないでしょうか。
2期生はどうでしょうか。本来は北野日奈子さんにその資格があると思われますが、過去の経緯と現在の活動を見る限りにおいてやはり牽引力は限定的と考えなくてはならないでしょう。むしろ山崎怜奈さんや鈴木絢音さんが期待されるところです。
この点に関しては、運営の考えは私とは異なるらしく、これまでも現在でも彼女たちの優先順位は他の特定の候補者に劣後しているように見えます。運営は運営のプロであり、少なくともこれまでを総合的に見れば現時点では成功しているのですから彼らにも言い分はあるでしょう。でもこれまでの戦略がこの先もうまくいくとは限りません。ちょうど成長期から縮退期に入った日本が戦略を抜本的に見直さなければ沈没してしまうように、乃木坂も変曲点に到達しているように思います。それは現在のコロナ禍の影響だけを指しているのではありません。最近のブログのコメントの内容やコメント数の推移をつぶさに調べてみると、明らかに新しさだとか運営に推されているとかでは説明できない質の変化を感じるからです。この変化は微小に見えるかもしれません。しかし私には根本的なファン層の変容であるように思えます。
昨日の延長ではない明日に対応するためには、それにふさわしい戦略が必要であることを肝に銘じてお互いに計画すべきだと感じます。特にリーダーの選択においては。

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