もう少し冷静に考えてからコメントすべきところ、あえて引っかかっていることだけを少し書きたいと思います。2018年にリリースされた22nd「帰り道は遠回りしたくなる」のカップリング曲として収録された「キャラバンは眠らない」は乃木坂46の若手メンバーで構成され、MVも作成されています。これが出た当時、私は(そしておそらく多くのファンも)これからの乃木坂の中心メンバーはこの人たちになるんだなと思っていました。人数的にも1期生が3名、2期生が5名、3期生が8名で乃木坂の選抜の標準人数である16名という絶妙なバランスで構成されていました。しかし今回の蘭世さんを勘定に入れると、2期生の3名(堀、渡辺、寺田)、3期生の1名(大園)が上の16名から抜けています。それぞれ個別の事情はあるのでしょうが、渡辺、寺田のお二人は明らかに乃木坂選抜の中心にはなれず、選抜回数も1回と2回であり、蘭世さんに至っては20thのシンクロニシティ以降選抜に選ばれていません。上の方が抜けないという根本的な問題があるにしても、ファンの期待が新曲毎に裏切られていくのでは、乃木坂自体がじり貧になるのは当然の帰結だと思います。今更何を言っても始まらないのでこれくらいにしておきますが、もう何だかなあという気持ちで一杯です。
それはそうとして、蘭世さんの卒業報告のブログには明確な卒業の理由が書かれていないように思います。強いて文章全体から想像すると、正解のない乃木坂ではこれ以上坂を登ることに努力できないため、本当は自分が努力したいけれど後は残る人と新人に任せた。そうでなければ、自分らしく生きられない、というところでしょうか。

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