新しい資本主義と乃木坂運営
2021年10月31日 乃木坂46今朝更新された金川紗耶さんのブログによると、当ブログの記事「アンダーライブ初日終了」(https://albireo.diarynote.jp/202110262140135796/)で予想していたとおり、アンダーライブの4期生の準備は大変だったようです。その苦労や努力によって彼女たちのレベルは格段に向上したものと思われます。
しかし、問題なのはレベルが上昇したところで、「選抜」という階級への切符が約束されるかというとそれはまったく別問題であり、アンダーライブ適性がより向上したというだけの評価になってしまうのがこれまでの乃木坂の最大の問題だったわけです。
しかし、階級固定政策によって発展してきた乃木坂も、その発展自体が頭打ちになると固定された階級の更新が必要になって大量の卒業という名のリストラを進める事態になっています。リストラで規模を縮小しながらも、商品の質を維持するためには2軍から1軍への昇格ではなく、おそらく高い商品価値が期待される5期生によって空いた穴を埋めようとしている様子がありありと伝わって来ます。
これまでの歴史のとおりになるならば、アンダーライブで頑張った人たちは報われず、突然ゼロからスタートした「魅力的」人材の恣意的な登用により選抜されたメンバーの露出を一気に増加させればある程度の浮動ファンがついて収益もある程度上昇するでしょう。
でもそれで万事オーケーかと言えば、発展が頭打ちになっている原因をクリアしていない以上、ジリ貧になるのは不可避であり、結局これまでの歴史のうちの廃退部分を加速させるだけになってしまいそうです。
これは新しい資本主義を今になって考え始めた日本の国そのものであって、これまでに「失われた30年」の最初の10年目くらいの時に考えるべきことだったように思います。なんだか政府の資料を見ているとDXという言葉を資料に書けば新しい資本主義が完成して日本の国は豊かになってうはうはという安易な印象を受けます。デジタル(私はこの言葉の真の意味を理解していません。コンピュータやそれに類する情報処理機器および通信技術という意味なら既に50年前くらいから存在する概念です)化を呪文のように唱える以前に、それを進める技術者を含め、理解している労働者の扱いをないがしろにしてきた結果が、人口が減少して規模の拡大が消失した結果である「失われた30年」なのであって、今更呪文だけでは改善は難しいというのは小学生でも理解できる概念です。
さて、乃木坂46が発展ないしは維持されるために必要なのは何でしょうか。それは一部ではなく、多様なステークホルダーの利益や価値の総合的最大化を図ることしかないと思います。運営(作詞者かも)だけでなく、メンバーも新旧のファンもすべてが幸せになって初めて持続的発展がもたらされるのではないでしょうか。特に維持するという意味からは古参ファンのつなぎ止めと新規ファンの取り込みはバランスが肝心で、特権階級メンバーの卒業によって事業構造が大打撃を受けるような組織形態ではなく、いろいろな技術や特徴を持ったメンバーを包含したレジリエントでサステイナブルでロバストな事業構造(=メンバー構成)であるべきというのが私のささやかな希望です。
それはそうとして、最近のブログの写真で見る限り、黒見明香さんの髪色が明るくなったような気がするのですが、単に写真の写り方の問題ですよね。まさか...
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しかし、問題なのはレベルが上昇したところで、「選抜」という階級への切符が約束されるかというとそれはまったく別問題であり、アンダーライブ適性がより向上したというだけの評価になってしまうのがこれまでの乃木坂の最大の問題だったわけです。
しかし、階級固定政策によって発展してきた乃木坂も、その発展自体が頭打ちになると固定された階級の更新が必要になって大量の卒業という名のリストラを進める事態になっています。リストラで規模を縮小しながらも、商品の質を維持するためには2軍から1軍への昇格ではなく、おそらく高い商品価値が期待される5期生によって空いた穴を埋めようとしている様子がありありと伝わって来ます。
これまでの歴史のとおりになるならば、アンダーライブで頑張った人たちは報われず、突然ゼロからスタートした「魅力的」人材の恣意的な登用により選抜されたメンバーの露出を一気に増加させればある程度の浮動ファンがついて収益もある程度上昇するでしょう。
でもそれで万事オーケーかと言えば、発展が頭打ちになっている原因をクリアしていない以上、ジリ貧になるのは不可避であり、結局これまでの歴史のうちの廃退部分を加速させるだけになってしまいそうです。
これは新しい資本主義を今になって考え始めた日本の国そのものであって、これまでに「失われた30年」の最初の10年目くらいの時に考えるべきことだったように思います。なんだか政府の資料を見ているとDXという言葉を資料に書けば新しい資本主義が完成して日本の国は豊かになってうはうはという安易な印象を受けます。デジタル(私はこの言葉の真の意味を理解していません。コンピュータやそれに類する情報処理機器および通信技術という意味なら既に50年前くらいから存在する概念です)化を呪文のように唱える以前に、それを進める技術者を含め、理解している労働者の扱いをないがしろにしてきた結果が、人口が減少して規模の拡大が消失した結果である「失われた30年」なのであって、今更呪文だけでは改善は難しいというのは小学生でも理解できる概念です。
さて、乃木坂46が発展ないしは維持されるために必要なのは何でしょうか。それは一部ではなく、多様なステークホルダーの利益や価値の総合的最大化を図ることしかないと思います。運営(作詞者かも)だけでなく、メンバーも新旧のファンもすべてが幸せになって初めて持続的発展がもたらされるのではないでしょうか。特に維持するという意味からは古参ファンのつなぎ止めと新規ファンの取り込みはバランスが肝心で、特権階級メンバーの卒業によって事業構造が大打撃を受けるような組織形態ではなく、いろいろな技術や特徴を持ったメンバーを包含したレジリエントでサステイナブルでロバストな事業構造(=メンバー構成)であるべきというのが私のささやかな希望です。
それはそうとして、最近のブログの写真で見る限り、黒見明香さんの髪色が明るくなったような気がするのですが、単に写真の写り方の問題ですよね。まさか...
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