他のことでネットをググっていたら、TrySailの3rdアルバムが嫌いというブログを発見し、中でもSunsetカンフーがだめとあって、同じことを感じる人がいるんだなあと感心しました。そのブログでは、このアルバムから作曲家を入れ替えているので、統一感と必然性がないから「嫌い」とのことでした。私はSunsetカンフーについては同じですが、主に音作りの点でまったく意味を失っているところが「嫌い」です。
それに比べ、麻倉ももさんのAgapanthusでは少なくとも音はリニアで不満がないところに素敵な曲が多いので、大いに留飲が下がったわけです。
さて、そのブログの別のページに雨宮天さんの「Paint it, BLUE」の記事があって、曲毎と全体の構成について説明されています。率直に言って私はこのアルバムを聴いて、これまでの彼女のアルバムには付いていけなかったのに、このアルバムの特に後半がとても好きな理由がこの記事によってわかった気がします。その上で全体を聞き直すとまた新たな発見があったように思います。
一方、一般の人気はあるようですが、夏川椎菜さんの「アンチテーゼ」は完全に私の興味の外にあるので、これについての感想はありません。
大体、私がコントロールできない他人が作るものについて、私の感想や希望なんて意味はないのですが、曲調や歌い方が私の関心範囲内で一定していると私の興味を維持できるので助かりますよね。
結局何が言いたかったのかというと、同じ体制なり考え方で作ると、TrySailの次作には期待できない可能性が高いということです。

(9458)

新発売の音源聴きました。もう書かないつもりでしたが少しだけ。
deadlineはいい曲ですね。
チューニングとボブディランは返さない、一行だけのエアメール、ゼンマイ仕掛けの夢がないのはどうしてですか。
最初から最後まで私にとって謎が多すぎました。

(9123)

長濱ねるさんの「平和へのメッセージ」動画がNHKのホームページで閲覧可能になっています。久しぶりに話すねるさんを見ました。あの優しい語り口はそのまま変わっておらず安心しました。
「一緒に私たちで未来を作っていきたいと思います」という言葉が印象的でした。未来は自分(たち)の手で作るものだという認識が今の若い人たちに確かにあるのだと確認できて、今日まで紆余曲折がありながらも戦争のない国を維持してきた私たちの年代もそろそろ若い人たちをアシストする立場になっているのだと感じました。
ねるさんのメッセージ動画とは関係なく、また平和を願う気持ちに水を差すつもりはありませんが、特に原爆に関する報道を見ていると、原爆の根絶と平和であることと戦争がない世界という3つの異なる概念を混同しているように思われます。お互いに関係はありますが、兵器と平和と戦争はその他の重要な基本である人権や幸福や安心とともに協調してバランスを取りながら考えていかなければならないものでしょう。原爆がなくなることがそのまま平和であるというような安易な主張をし部分的にだけ反対を唱えて、それを認めない意見を攻撃する者には目的がどこか別の場所にあると考える方が蓋然性があります。このような悪意のある、または短絡的な意見に惑わされることなく、等しく幸せが訪れることを目標とした世界の緻密な設計図に従って未来を作っていくことが必要なのだと思います。

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TrySail Live Tour 2019 "The TrySail Odyssey"について感想を報告するとこのブログに書いてから半年以上が経過しているのに愕然としつつも、実は表題の夏川椎菜さんのBlu-Rayを密かに入手してこの度すべてをやっと見終わりましたので報告します。
前半がこれまでに発表されていた曲、後半というかアンコールになってからが最新のアルバムEp01の曲という構成で2時間弱のコンサートでした。終始全力で歌う彼女はパワフルで凄いなと思いながらも、最後まで見ることにそれ程全力ではない自分を発見して不思議な感覚に陥っておりました。
私が見たいものはこの全力で歌う椎菜さんなのか。確かにCDの録音と比べても劣らないどころか更に魅力的な歌唱なのですが、これなら映像でなくても音声のみでよいのではないか、そんな気持ちを全編を通じて感じました。
私は何を求めているのか。そこのところが自分でも分からなくなって来ています。TrySailのBDの感想が書けないのも実は同じ理由です。通して見てはみたけれど、一体私は何を買い、何を感じたのかがもう一つ不明瞭で漠然とし過ぎています。比べるものではないとは思うものの、乃木坂46時間TVの最後のコロナ対応コンサートの方が惹き込まれる程度は格段に高い。私が乃木坂に耽溺しているのが問題なのですが、先のTrySailの3rd Tourにしても1st、2ndに比べ私に対する訴求力が低下しているように感じるのです。
もっと素直な心をもって、対象を正しく評価できる人になりたいなあと感じるこの頃です。

(8362)

大方の予想どおりハイレゾ版を購入しました。
アニメの主題歌なのか少し幼ない仕立てになっている曲もあるようですが、全般に麻倉ももさんの可愛らしさと凛々しさがよく表れたよいアルバムだと思います。特に「シュークリーム」「秘密のアフレイド」と「今すぐに」の3曲は恐らく毎日1回は聴いています。「今すぐに」は本当に名曲ですね。
全般に録音が良くてまったく問題ありません。そして何よりもWALKMANの大きめの画面に表示される画像が美しくていつまでも見ていたくなります。まあ画面表示タイマーを15秒に設定しているので、すぐに消えるんですけれど。
次作も楽しみです。

(8051)

麻倉ももさんの2枚目のアルバムを購入しようと企んでいます。
いつも迷うように選択肢はCDを買うか、ダウンロードか。ご存じのとおりCDは44.1kHzサンプリング16ビット2チャンネルデータのリニアPCMです。一方私が利用するmoraでの配信形態はAAC320kbpsの圧縮音源か、存在すれば96kHzサンプリング24ビットデータのロスレスFLACです。今回のAgapanthusではそれらすべてが選択でき、値段は、
AAC**2,130円
CD***3,099円(ジャケット(本体+裏面)、物理CDあり)
FLAC*3,259円
という微妙な値付けになっています。最近紙データへのこだわりはないのと、ほとんどの場合歌詞は検索可能なので、データだけの値打ちで考察してみることにします。
ちなみにデータ量はAACが127.7MB、FLACが1.8GB、CDは表示はありませんが44.1kHz、16bitのサンプリングレート(1.411Mb/sec)と録音時間の54分27秒から計算すると誤り訂正コード部分のデータを除いて約576.3MBくらいでしょうか。MBあたりの単価を計算すると、AAC16.68円/MB、CD5.38円/MB、FLAC1.81円/MBとなって、FLACが圧倒的にお得!になってしまいます。ところが、圧縮音源というのも侮りがたく、実はこの3つの音源を聴き比べても実際上の差は私の耳ではほとんど感じられません。
でも、本当にハイレゾで供給されているこのFLACデータ以上の品質で録音された同じデータから3種類の音源が作られているとすると、データに含まれる情報量はFLACが圧倒的に多いはずです。しかもFLACからはCD相当、AAC320kbpsのデータに変換できます。AACに関してはエンコーダの能力が違う可能性がありますから販売されているものと完全に同じデータにはならないかもしれませんが、まあ同等のものは作れます。いわゆる上位互換ですね。
私の場合AACのデータだけを持っているというケースは稀で、CDを購入している、またはCDを借りて来たのでCDデータはあるという状態は往々にして存在するのですが、この時が一番悩みどころで、ハイレゾを買うのはちょっと躊躇してしまうケースが多いようです。一方今回のようにどれも持っていないというところから始めると実は答えは決まっていてハイレゾ一択になってしまうのですね。
だったらこんなに長い文章書くなよというブーイングを予想しながら、あとはクリックするのかどうか(買う値打ちがあるのかどうか)、いつクリックするのかというのが本当に存在するオプションということでしょうか。
しかし悩むのには実際には別の理由があります。例えとしては正しくないのは承知の上で書きますが、サンプリングレートの違いや圧縮操作により何らかの情報が失われるのは事実です。ただ、それが私の目や耳では感じ取れないというところが悩ましいところなのです。もし素材が「見かけ」+「その人のこころ」でできていたとします。情報量の少なさは見かけには余り顕著に現れないけれど、こころは一部省略されていて十分に伝わっていない可能性があるとするとどうでしょうか。こころは定量的には測れません。
また、今回の話題とは議論の内容が異なる部分までついでに書きますと、AACの圧縮にしても、ハイレゾ→CDの変換にしても、時間領域でのリニアリティは保たれているのが大前提です。時間領域で非線形の変換をすると要は「歪む」ことになるため、これは先の例えで言えば、見かけも歪み、こころも歪むということと同じです。TrySailのTryAgainで感じた歪みは論外の暴挙だと私は思っています。

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(注)?と感じる方もおられそうなのであらかじめ書いておきますが、周波数領域での変換(例えば高周波領域のカットなど)でも波形は歪みます。ただ、それは人間が感じにくいところで処理をするということなので、音楽データとして聴いてみると違いは少ないように感じるということです。この場合はこころは歪まないと主張するのは無理がありますが、そこのところは大目に見てください。

卒業ですね。
アイドルシーンも集団アイドルの形態をとっていても個人の魅力がそれぞれに飛び抜けているという状態が失われ、可愛い子の集団へと変化している、そんな流れに見えてしまいます。
5人オリメンだった頃が懐かしい。つかぽんが入った6人だとさらに歌のバランスが良くて、もっとブレイクしたかもしれないのに残念でした。ついでに言うと一般論では黒髪ではなくなると加速度的に終わるよね。

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曲のダウンロードにはmoraかOTOTOYを利用しています。これらのサイトではちょい聴きができるので、知らない歌手の曲を適当に聞いたりしています。そんな中で詳しくは知らないのですが、tipToe.というグループのtimetripというアルバムが昨年12月にリリースされているようで、何だかよさそうな予感がして聴いてみました。
耳を疑いました。私の耳の特性が超絶劣化したのかと一瞬うろたえました。しかし、彼女たちの別のアルバムを聴いてみるとそんなこともなく、まあ音質がいいとは言えないけれどこんなものかなあというレベルなのですが、このtimetripはまるで分厚いカーテンの向こうで曲の演奏と歌唱が行われているような、いい音ではリリースしてやらないもんねと敢えて音質を落としたもののように感じられました。
もしかすると今の音づくりの現場ではこれがいい音ということになっているのでしょうか。因みに乃木坂がリリースした最初から3分の2くらいのCDの音質はここまでひどくはないものの、先ほどの分厚いカーテンの厚みを少しだけ薄くしたような音づくりでした。これはアルバム制作時にHi-Res.版をリリースして儲けようという意図かと邪推していましたが、そのHi-Res.版を私の耳で聴き比べたところではCD音質との違いは感じられませんでした。あの黄色いHi-Res.マークが泣いているように見えました。
もしかするとデジタル音源に何か細工がしてあり、太ヲタになって大金を叩くと秘密のキーがもらえて美しい音色でCDが聴けるというような仕組みがあるのでしょうか。この国では何かと上級国民だけが享受できるサービスというのがあるようですから。
そんな空想をしたくなる経験でした。

(5584)

昨日遅ればせながら購入しました。
まだ前半の一部しか見られていませんが、感想・分析については後日報告いたしますので、楽しみにお待ちください。(誰も期待していないとは思いますが)

(5279)

平成から令和に変わり、世の中はますます貧困と格差の問題が大きくなるように思います。また、合意なき決定に象徴される無意味なオリンピックの開催により、日本が不良資産を抱える程度は更に増大することが予想されます。大阪ではこれまた無意味な万博が予定されています。確実に破綻への道を正確に辿っていることは間違いありません。乃木坂がそうであるように、日本の社会もこれからは過去に見たような発展はあり得ないのですから、キリギリスの欲望を抑え、アリの倹約さを第一にすべき時が来ているようです。
そんな中で、日本の平均寿命は現在のところ延びており、高齢化がますます進むらしいですが、同じように今のところ生きている私も1年に一つずつ年を取るという至極当たり前の状況下にあります。どこかで読んだのですが、人間は二十歳位までに聞いた音楽の記憶の中から大きく逸脱する新しい音楽を聴くことはせず、特に三十三歳程度以降は全く新しい音楽を受け入れないようになるらしいです。
それらの事実に抗うように私は新規の音楽に貪欲でありたいといつも考えており、新しい世界を求めて日々ネットを彷徨っています。その時にやはり最後の最後で決定的なハードルとなるのは、購入するかどうかという点です。将来を考えると支出は抑えたい、しかし投資をしなければ発展はない。リスクとリターンの狭間で悶絶する日々を過ごしているのが最近の状況です。
さて、そんな中、一大決心をして夏川椎菜さんの新しいミニアルバムである「Ep01」を購入しました。音楽配信サイトであるmoraで試聴した限りにおいては、前作「ログライン」と同じかそれ以上のがしゃがしゃ系音楽に聴こえましたので、ああまた外れを引く可能性が高いなと思いながらもポチりました。その結果をここに記そうと考える次第です。
いつものように結論から言うと、少なくとも失敗ではない。むしろ期待以上であるという印象を持ちました。確かに5曲中の後半2曲「キタイダイ」と「ロジックルーパー」は元気のある曲ですが、楽器は音量は大きくても何故か柔らかな印象があり、確かに楽器の音量に埋もれてはいるものの椎菜さんの歌声は何とか聞き取れるレベルです。前半3曲「ワルモノウィル」「グルグルオブラート」「HIRAETH」はいくらか優しい曲調であって椎菜さんの声もよく聞こえます。いや音量レベルの問題は本質ではなく、この何だかよくわからない雑多な並びの中にも実は深い調和が隠されているような気がしてなりません。うまく説明できないのですが、明らかにそのような破綻のない一つの世界を感じました。
この感覚が単に贔屓目の誤りなのか、悟性から帰結される正解なのかは理性の世界に存在する私には判断できません。カントが言うところの「仮象」なのかもしれません。
あまりネットでの評判が出ていませんので、皆さんのご意見も拝聴したく思います。まあ、それによって私の判断が変わることは万が一にもあり得ないのですが。

(4974)


1枚と言いながら何枚かあります。

ザ・リリーズ 小さな恋のメロディー/ザ・リリーズの世界 1976年4月5日発売
・アイドルの理想像。

沢田聖子 青春の光と影 1981年4月25日発売
・「落葉の部屋」が素晴らしすぎて。思いつきに誘われてみたい…

あみん P.S.あなたへ… 1983年4月25日発売
・「待つわ」だけではない繊細すぎる魅力。

佐野量子 MODERATO 1987年4月21日発売
・彼女の魅力が完璧に表現されている。

南野陽子 SNOWFLAKES 1988年12月14日発売
・歌が上手いとか下手とかは関係ない。

伊藤つかさ ゴールデン☆ベスト 2004年11月25日発売
・歌手デビューは1981年。特に初期楽曲があああああ。

(4943)

実は発売後すぐに購入していました。
時間がある時に少しずつ見ていたのですが、特に最初の部分がギター担当の人との距離が近く、何だか私の感覚では受け入れられないものでしたので、途中で見るのを止めていました。
だいたいからして、先行して発売されていたCD「ココベース」の前半が受け入れられなかった私ですから、このBDも同じ感覚であるのは当たり前でした。しかし安くはない代金を払ったのに一度も見ないというのも金を無駄にしたような気がしますので、我慢しながら何とか最後まで見ました。
結論から言うと、これはこれでいいのかもしれないというのが正直な感想です。花澤香菜さんももう若いとは言えないお歳になり、可愛さが訴求ポイントではないのはこちらとしても前提条件に入れて評価をしています。これは誰もが同じでしょう。そしてその状況でコンサートに出かけるファンは私が乃木坂46について語るときにいつも出て来る「コア」なファンであるだろうと思います。彼女とコアファンとの間の交流会の記録だと思えば、全体の緩い構成も、飾らない舞台のセットも、すべてがこのままの姿でいいのではないかと思えて来るのです。
私は彼女と彼女を取り巻く情勢について何の知識もないので、なぜこれまでプロデュースして来た北川勝利さんが外され、ぼろをまとった別の人になったのかが理解できていませんでした。ポスト渋谷系の「claire」、ギターポップの「25」、ニューヨークがテーマの「Blue Avenue」、イギリスがテーマの「Opportunity」と来て、どうして次が「ココベース」なのか。北川勝利ではだめなのか。ファンは何を求めているのか。理解できないことだらけでした。
しかし、今回のコンサートツアーファイナルの様子を見て、ああ、これは花澤香菜さん自身が好きなものを集めたんだな。ファンは好きなものを身の回りに纏って歌っている花澤香菜さんを見たいんだなと気づきました。私の入る余地はないのかもしれない。私こそがにわかだったんだと気づいたのです。だからこれはこれでいいのです。それだけのことでした。
迂闊だった私でした。

(4859)

8月25日の記事で夏川椎菜さんに夢中ということを書きましたが、実は並行してClariSにも夢中になっています。きっかけはネットで見かけて中古CDを一部入手したことからでした。途中参加は素人のやることと以前に書いた記憶があり、現在がまさにその状況になっているので、自分でも恥ずかしいところです。
まだ研究段階まで達していない程度であり、考えが纏まったらまたコメントします。

(4432)

昨日は奥さんのおつかいで百貨店でローストビーフを買って来ました。時々食べているローストビーフが100gで1800円もすると知って、更に美味しく感じられました。
さて、最近は夏川椎菜さんが大のお気に入りです。4月に発売された1stアルバム「ログライン」は、最初はピンと来なかったのですが、繰り返し聞く内に彼女が目指している方向が何となく見えて来たように思います。
彼女はTrySailの中にあって、可愛い系の究極である朝倉ももさんとかっこいい系の雨宮天さんの狭間で、なかなか存在感を示しにくいなどと評されています。しかし私は彼女の中低音の柔らかさとどこまでも伸びやかな高音の歌声が大好きです。TrySail3人のハーモニーが美しいのはバランスの良い夏川椎菜さんの声があってこそだと感じています。
ハイレゾの音源を追加で買おうかなあと思案するところですが、彼女の要望である「Makanai Mix」がまだ十分に理解できていないので躊躇しています。TryAgainでは結構痛い目に合ったので慎重にならざるを得ない状況です。ただ、彼女のミキシングは音のレベルバランスを変える(ボーカルだけが際立つようにはしない)という方法なので、音の歪がないのが救いです。前述のように彼女の声が好きな者としてはもう少しボーカルが前面に出てくる方が好みなのですが、音作りをしている本人の希望であれば方向性は変わらないのかなと感じています。せめてシングル盤のグレープフルーツムーンくらいのレベルであればなあと思います。
いずれにせよ今後が楽しみです。

(4345)

今回なぜこの公演が実現したのか、なぜ秋元康が書き下ろしの曲を提供したのか、なぜ欅坂46の黒い羊が歌われたのか、山口真帆さんはなぜ隠された事実を話さないのか、卒業後の活動に一定の見通しが立っているような挨拶があるのはなぜなのか。いろいろ私の老化した脳では理解できないことが多すぎます。山口さんと今回山口さん側と判明したメンバー=善、それ以外のメンバーと運営=悪という単純な理解でよいのかも釈然としません。
ただ村雲颯香さんの手紙にあった「1番に願っているのは3人が幸せになることです。みんなは痛いほどわかると思うけど、人を疑うことはつらいことです。信じたいものを信じられないのは、とても苦しいこと。逆に誰か心から信じられることは、とても幸せなことだと思います。今まで苦しんだ分、これからは信じられるものをたくさん作ってほしい。もちろん、私もりこ、れなぽん、まほちゃんとの信頼関係をますます深められるのが楽しみです。お互い夢を叶えられるように頑張ろうね。」(原文ママ)の中の「逆に誰か心から信じられることは、とても幸せなことだ」は問題の核心を突いているように思います。信用が大切であると考える国民の国に住んでいる人の経験に基づいた立派な考え方ですね。
NGT問題、いやAKB・坂道問題(すなわち秋元商法問題)はこれで収束するのでしょうか。そんなことはあり得ない・あってはならないと思います。

(3567)

表題のとおりの状況で買いました。
南端まいなさん、「Clarity」。南端は「みなみばた」と読むそうです。
6曲しかないミニアルバムです。高音がファルセットになるのは少しあれですが、歌声がいわゆる1/fゆらぎというものなのでしょうか。同じく1/fゆらぎの声を持つと言われた若い頃の川嶋あいさんの声に大変似ているように思います。
ミニアルバムを買っておいて、ご本人についてまったく知らないのもつまらないので少しだけ調べてみました。南端さんはアイドルネッサンスのメンバーだったようです。アイドルネッサンス自体の活動を私は知らないので彼女がアイドル(またはその出身)だから惹かれたというわけではありません。
それより何より録音がよくて、どんなセットで聴いてもいい音(声)で聴けるのが何とも心地よい。曲もいい。演奏も過度に前に出てくることもなく、心地よい歌声を遮ることがない。よい音楽の代表のようなアルバムです。
曲はどれもいいのですが、「Cherry Moon」の中に3回出てくる「Wake Me Up」と2回出てくる「Shake Me Up」の「Up」がかわいらし過ぎて気を失ってしまいそうです。
ヴォーカルが聞えない声優のアルバムを買ってしまって、心の底から疲れたあなたにいかがでしょうか。(→自分のことか)

(3443)

TrySailの最新アルバムTryAgainの記事を少し前に書きました。そして、1曲目のTryAgainの音量の分析の記事も書きました。それを踏まえてアルバム全体を何度も聴き直した感想を書きます。

1.TryAgain
完全に歌声が大音量の楽器に埋もれている。加えて歌声のリニアリティが相当程度失われているため絶望的に歌声を楽しむことができない。

2.WANTED GIRL
前半は歌声が聞こえるが、後半はギターの音がうるさすぎて、歌声が埋もれている。

3.Truth
ベースの音のように聞こえるが、これがビーンという響きを常に長引かせているので歌声に集中できない。また途中にモノラルで遠くから歌うように歌声を加工している部分があるがこれは意味がない。

4.Believe
これもベースの音がうるさすぎる。本物のベース(といっても電気的な音なのは同じだが)ならこれほど音の切れが悪すぎることがないので聴けるかもしれないが、この曲のベースには大きな濁りがある。歌声のリニアリティはそれなりに感じるのが救われる部分か。

5.Take a step forward
低音で弱くブーブー鳴っている効果音を含め雑味が多すぎる。音声のリニアリティは中程度。この曲はTrySailが歌う必要があるのかと思う。

6.未来キュレーション
あまり耳障りでないベースとドラムの音が中心であり、歌声のリニアリティもそれなりにあるのはいいところ。一瞬伴奏がなくなった瞬間でも何らかの音なのか振動なのか響いているものがあり、静寂から歌声が浮かび上がってくるという印象は感じられない。曲が優秀なのに残念なところ。

7.CODING
逆再生による効果音が大変に不快。4つ打ちか8つ打ちか分からないが、ドンドンというリズムを取る意味がわからない。歌声のリニアリティは高く、アレンジを変えれば優れた曲になる可能性が高いと思われる。

8.SUNSETカンフー
この曲の存在意義が分からない。要るのか、これ。何かのアニメの歌なのかも知れないが、これがあることでアルバムとしての統一感が損なわれている。個人的にはこの曲を飛ばせばよいだけだが、アルバム全体として最も残念な点。

9.散歩道
この曲は名曲だと思う。しかし、他の曲と同様に常に伴奏の楽器の余韻が途切れなく残っているので、美しい歌声を相当程度スポイルしている。2nd TourのBDで聞いたときはそれ程楽器の悪影響を感じなかったので、やはり音声と伴奏のレベルのミックスが適切でないのだろう。伴奏のレベルを下げればよくなるはず。

10.Make Me Happy?
この曲も名曲だと思う。強いドラムの音がもう少し弱ければバランスが良いのにと思う。この曲の歌声のリニアリティが不自然なのが不思議なところ。加工する必要があるのか。タイトルの?マークの必要性について私は疑念を持っている。なくてよいのでは。実現の可能性が低い願望の気持ちを含むなら、歌詞では Wish!! に続いているので、(I) wish you made me happy. あるいは絶対そうしてほしいなら (I) wish you to make me happy. ではいかが。ただ、後者だと命令口調になってしまう。まあ、Would you like to make me happy? か I am wondering if you could make me happy. なのかな。どうでもいいけれど。並列するように歌詞にある Won’t you make me happy? なんだとしたら Won’t you は省略できるのかなあ、どうだろう。

11.またね、
文章の終わりに「、」だとか名詞+「。」だとかはもう慣れた。静寂から歌声と楽器の音が浮き上がってくるという理想形には今一歩だが、各構成の前半のところはかなりそれに近く、歌声のリニアリティも高く好ましい。

12.azure
マイクロソフトのソフトウエアの名称が真っ先に思いつくのでそれを頭から振り払って聴くと名曲だと思う。この曲ももう少し伴奏の音量が小さければとは思うが、歌声のリニアリティが高くてよく聞き取れるので全体としては悪くない。

ということで、最終的に私のWalkmanからはCODINGとSUNSETカンフーは削除されました。
全体的にミキシングに不満がありますので、次作があるとしたら、十分試聴してから購入するかどうかを決定したいと思います。

(3299)

9nine(ナイン)は解散でなくて活動休止だそうです。
2月27日にこのブログに書いた記事は間違いでしたので修正します。
個人活動を通じて更に魅力的になった9nineの活動再開を待ちたいと思います。

(3277)

花澤香菜さんのココベースについて少し前の記事で紹介しましたが、やはり前半部分がどうしてもしっくり来なくて、通勤時などに繰り返し聴いてすり込み作業をしてみましたが、努力の甲斐なくやはりちょっと違うという気持ちを捨てきれないことがわかりました。
従って、Walkmanからはマイ・ソングからミトンまでの6曲を削除することにしました。
残念ですが、当面はこれで行こうと思います。

(3212)

波形を眺めてみた
以前の記事にTrySailの新しいアルバムTryAgainを購入したことを書きました。一部を除いていい曲なのですが、ステレオでこのアルバムを聴くと、普通のCDを聴いているボリュームのままスタートした瞬間、スピーカーが壊れるのではないかという程の大音量が出るのです。ボリュームをほとんどゼロのところまで絞らないと夜中には聴くことができない程です。
そこで、最初の曲TryAgainのWAVを解析してみました。この曲の初っ端の部分の波形をjpgで貼っておきますので適宜ご参照ください。上側がLチャンネルで下がRチャンネルです。それぞれのチャンネルの上下端は0dBで、CDに記録できるビットを全て使っている状態であり最大音量です。波形を拡大して見てみてもクリップが発生している様子はないのですが、小音量の部分がほとんどない波形になっています。これはきっと最近流行の「コンプレッサ」を用いて「音圧」を極限まで高めた処理を行っているものと思われます。もしかすると「マキシマイザー」も使用しているかもしれません。
そのせいなのか歌声が歪んだような印象を受けます。本来の声の伸びやかさがなく、何かの膜を通して聴いているような印象です。この曲以外ではTake a step forwardとMake Me Happy?で若干感じるもののそれ以外の曲ではそれ程強くこのような感じはありませんので、この曲のアレンジだけがその効果が極端に強いのかもしれません。
理論上は使われている方法とそのパラメータが分かれば量子化誤差を除いて原音に近いところまで復元できるはずですが、それが分からなければ復元することは不可能です。録音時には伴奏と歌は別々に録音しているはずなので、これ程極端な処理をするのであれば、伴奏と歌の原音ソースを別に提供してくれればこちら側で自分の好きなようにミキシングできるのですが、それは無理なことなのでしょうか。
最近の音楽鑑賞環境はほとんどスマホ+イヤホンなのでしょうか。そのどちらも音の繊細な響きを楽しむというよりは、音響的に劣っている部分をインパクトのある音作り(=加工)で補うことによりあたかも迫力があるように聴くという用途だと思われます。だから(CDに録音された)原音を忠実に再現するステレオセットではソース自体が歪んでいるのでそのまま歪んだ音に聞えてしまうのでしょう。残念ながらプリアンプのBASSとTREBLEの調整では原音に戻すことはできませんので、歪んだまま聴くしかありません。音の加工は再生装置側で行うように法律か何かで規定してもらえないものでしょうか。ついでに16bitを24bitに引き伸ばしたなんちゃってハイレゾは禁止という項目も付け加えていただけるとありがたいです。

(3175)


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